■ ID | 302 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 河川への負荷低減のための生活排水対策 |
■ 著者 | 河村清史
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本水処理生物学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本水処理生物学会第39回大会公開シンポジウム、平成14年11月20日 |
■ 抄録・要旨 | 河川への汚濁負荷の一つとして生活排水があり、その対策は重要な課題である。生活排水の特性を紹介し、負荷低減方法としての処理と生活者の行動について論じた。特性については、水洗便所排水は水量では20%弱であるが、汚濁負荷量ではBODやCODは約40%、窒素は80%強、りんは65%を占めている。処理システムについては、し尿のみを対象とするものと生活排水を対象とするものとがある。生活排水は主に下水道と合併処理浄化槽で対応されているが、平成12年度末での人口で見た処理率は、埼玉県で71.4%、全国で64.7%であった。生活者の行動は、とくに排出の仕方が直接影響する中小規模の生活排水処理システムを利用している場合や生活雑排水を未処理放流している場合に強調され、あるアンケート調査の結果では、循環型社会形成に向けた廃棄物管理でいわれる発生の回避・抑制、リサイクル、適正処分の階層に照らして見ると、とくに発生の回避・抑制において多様な行動をなし得ることが理解された。 |
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